Signguin

Thunderbirdの署名の設定方法|HTML署名・画像・「-- 」の消し方・返信時の位置

Thunderbirdで署名を設定するには、メニューボタン(≡)またはメニューバーの「ツール」から「アカウント設定」を開き、左側で署名を付けたいアカウントを選んで、「署名編集:」の欄に署名を入力します。ロゴや色を使いたい場合は「HTML 形式で記述する」にチェックを入れてHTMLを貼り付けるか、「ファイルから署名を挿入する」でHTMLファイルを指定します。設定は自動で保存され、次に作るメールから署名が入ります。

この記事では、2026年10月時点のパソコン版Thunderbirdの日本語画面の表記に合わせて、基本の手順に加え、検索でよく調べられている悩みをまとめて解説します。署名の上に自動で入る「-- 」の消し方、返信時に署名を引用文の上に入れる方法、差出人ごとの署名の使い分け、ロゴ画像が相手に表示されないときの対処です。

Thunderbirdの署名の設定方法(基本の手順)

  1. Thunderbirdを開き、右上のメニューボタン(≡)から「アカウント設定」を選びます。メニューバーを表示している場合は「ツール」→「アカウント設定」でも開けます(Windowsでは Alt キーを押すとメニューバーが一時的に表示されます)。
  2. 左側の一覧から、署名を付けたいメールアカウント(メールアドレス)を選びます。
  3. 右側の「既定の差出人情報」の下にある「署名編集:」の欄に、署名を入力します。
  4. 文字だけの署名なら、これで完了です。保存ボタンはなく、入力した内容はそのまま保存されます。
  5. 「作成」で新しいメールを開き、署名が入っているか確認します。

Thunderbirdの署名はアカウントごとの設定です。仕事用と個人用など複数のアカウントを登録している場合は、それぞれで同じ手順を繰り返してください。1つのアカウントで署名を使い分ける方法は、後半の「差出人情報」の節で説明します。

なお、ここで作る署名は、Thunderbirdから送るメールにだけ付きます。同じアドレスをGmailやOutlookのWeb版でも使っている場合、そちらには別に設定が必要です(Gmailの署名設定、Outlookの署名設定)。

HTML形式の署名とロゴ入り署名

「署名編集:」の欄は、そのままでは文字だけを扱います。ロゴ、色、SNSアイコン、リンクを入れるには、HTML形式の署名にします。方法は2つあります。

方法1:「HTML 形式で記述する」にHTMLを貼り付ける

  1. 「アカウント設定」で、アカウントを選びます。
  2. 「HTML 形式で記述する (例: <b>太字</b>、改行は <br>)」にチェックを入れます。
  3. 「署名編集:」の欄に、署名のHTMLコードを貼り付けます。

チェックボックスの説明にあるとおり、この欄では改行も<br>で書くのが前提です。HTMLを自分で書く場合は、行を変えたいところに<br>を入れてください。完成したHTMLを貼り付ける場合は、そのままで構いません。

方法2:「ファイルから署名を挿入する」でHTMLファイルを使う

署名が長い場合や、レイアウトを細かく整えたい場合は、署名をHTMLファイルとして保存しておき、それを読み込ませる方法が安定します。

  1. 署名のHTMLを、テキストエディター(Windowsのメモ帳など)に貼り付け、文字コードをUTF-8にして「signature.html」のような名前で保存します。
  2. 「アカウント設定」で、「ファイルから署名を挿入する (テキストまたは HTML、画像ファイル):」にチェックを入れます。
  3. 「参照...」をクリックし、保存したファイルを選びます。

この方法にすると、「署名編集:」の欄の内容ではなく、ファイルの内容が署名として使われます。署名を変えたいときは、ファイルを書き換えて保存し直すだけです。ファイルを移動したり削除したりすると署名が入らなくなるので、消さない場所に置いてください。

Thunderbirdのメール作成画面で署名ファイルを作る

HTMLが書けなくても、Thunderbird自身の作成画面で署名ファイルを作れます。Mozillaのヘルプが案内している方法です。

  1. 「作成」で新しいメールを開き、書式設定ツールバーが表示されていることを確認します。表示されない場合は、そのアカウントの「編集とアドレス入力」で「HTML 形式でメッセージを編集する」がオンになっているか確認してください。
  2. 本文の欄に署名を入力し、文字の大きさや色を整えます。ロゴは「挿入」→「画像...」から入れます。
  3. 「ファイル」→「名前を付けて保存」→「ファイル」で、HTMLファイルとして保存します。
  4. メールは送らずに閉じ、方法2の手順でそのファイルを指定します。

ロゴ画像を入れるときの注意

署名の画像は、相手の画面で表示されないことがよくあります。原因はたいてい次の2つです。

  • パソコンの中の画像を参照している。 自分のパソコンでは見えても、相手のパソコンにはその画像ファイルがありません。画像はインターネット上の「https://」から始まるURLで指定するか、メールに添付する形にします。Mozillaのヘルプによると、「挿入」→「画像...」の画面で画像をメッセージに添付するかどうかを選べます。
  • 相手のメールソフトが外部の画像をブロックしている。 Thunderbird自身も、メールに含まれる外部の画像(リモートコンテンツ)を既定では読み込まず、受信者が許可したときだけ表示します。Outlookも同様です。ブロックされても困らないよう、会社名・氏名・電話番号は必ず文字で書くのが基本です。

画像を添付する形にすると、相手が画像をブロックしていても表示されやすくなる一方、メールのたびに画像ファイルが添付され、相手の受信トレイに添付ファイルのアイコンが付きます。どちらがよいかは、送る相手と量で決めてください。

画像には、「画像...」の画面の「代替テキスト:」に会社名などを入れておくと、画像が読み込まれないときにその文字が表示されます。サイズの目安は、ロゴが横幅120〜180ピクセル、名前の文字が16〜18ピクセル、その他の文字が13〜14ピクセル、SNSアイコンが20〜24ピクセルです。これより大きいと、スマートフォンでは署名が本文より目立ってしまいます。

署名の上に入る「-- 」(ハイフン2つ)を消す方法

Thunderbirdで署名を入れると、署名のすぐ上に「-- 」という行が自動で入ります。これは半角ハイフン2つと半角スペース1つの行で、英語圏で古くから使われている「ここから下が署名」という区切りの印です(RFC 3676 で説明されている慣習です)。受信側のメールソフトの中には、この行より下を署名とみなして、返信時の引用から省くものもあります。

ただ、日本のビジネスメールでは、署名の上下を「━━━」などの罫線で囲むのが一般的です。そこに「-- 」が加わると、区切りが二重になって見栄えがよくありません。消したい場合は、次の手順で設定を変えます。

  1. メニューボタン(≡)から「設定」を開きます。
  2. 「一般」の一番下にある「設定エディター...」をクリックします。
  3. 検索欄に「mail.identity.default.suppress_signature_separator」と入力します。
  4. 値が「false」になっているので、右側の切り替えボタンで「true」にします。
  5. 新しいメールを作成し、「-- 」の行が消えたことを確認します。

設定エディターでは、Thunderbirdの動作に関わる設定を直接変えられます。今回の項目以外は、意味が分からないまま変更しないでください。

返信時の署名の位置を変える(引用文の上に入れる)

返信メールを作ると、Thunderbirdは既定で、署名を引用された元のメールのさらに下、つまりメールのいちばん最後に入れます。日本のビジネスメールのように、引用文の上に返事を書く場合、署名が引用文の下に離れてしまい、相手には署名がないメールのように見えます。

署名を返事のすぐ下に入れるには、次のように設定します。

  1. 「アカウント設定」で、アカウントの下にある「編集とアドレス入力」を開きます。
  2. 「引用時の返答位置:」を「引用部の上」にします。
  3. 「署名を挿入する位置:」を「返信部の下 (引用部の上)」にします。

「署名を挿入する位置:」は、「引用時の返答位置:」が「引用部の上」のときに選べるようになります。同じ画面には、「返信メッセージに自分の署名を挿入する」「転送メッセージに自分の署名を挿入する」のチェックボックスもあります。返信や転送には署名を付けたくない場合は、ここでチェックを外してください。

署名を使い分ける(社外用・返信用と差出人情報)

Outlookのように1つのアカウントで複数の署名を登録し、メールごとに選ぶ機能は、Thunderbirdの標準機能にはありません。その代わりに、「差出人情報」を追加すると、差出人ごとに別の署名を持たせられます。

  1. 「アカウント設定」で、アカウントを選びます。
  2. 右側の下にある「差出人情報を管理...」をクリックし、「追加...」を選びます。
  3. 「設定」タブで、名前とメールアドレス(同じアドレスで構いません)を入力し、「差出人ラベル:」に「返信用」のような分かりやすい名前を付けます。
  4. 同じ画面の「署名編集:」に、短い返信用の署名を入力します。

メールを作るときに差出人の欄で「返信用」を選べば、その署名に切り替わります。たとえば、初めての相手には会社名から住所まで入れた社外用、やり取りが続くスレッドには会社名・氏名・電話番号だけの返信用、と分けておくと便利です。署名の種類と項目の考え方は、メール署名の書き方で詳しく説明しています。

Thunderbirdで使える日本式の署名の例

文字だけの署名なら、「署名編集:」にそのまま貼り付けて使えます。会社名、住所、電話番号はすべて架空のものです。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
株式会社ひかりネットワークス
システム部 主任
小林 直樹(こばやし なおき)
〒980-0021 宮城県仙台市青葉区中央2-1-1 青葉ビル5F
TEL:022-123-4567(代表)
Mail:n.kobayashi@example.co.jp
https://www.example.co.jp
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

返信用の短い署名は、次のような形です。

──────────────
ひかりネットワークス 小林(022-123-4567)
──────────────

罫線の長さは全角25文字前後までにすると、スマートフォンでも折り返しにくくなります。電話番号やメールアドレスは半角で書いてください。全角だと、スマートフォンでタップしても電話がかからないことがあります。業種別の型がもっと欲しい場合は、メール署名テンプレート集をご覧ください。

Signguinでロゴ入り署名を作り、Thunderbirdに入れる

HTMLを書かずにロゴ入りの署名を作りたい場合は、無料のメール署名ジェネレーター Signguin を使えます。アカウント登録もクレジットカードも不要です。

  1. 会社のメールアドレスを入力します。Signguinがアドレスのドメインから会社のホームページを調べ、ロゴ・ブランドカラー・連絡先を読み取ります。
  2. 氏名や部署・役職、電話番号を入力します。ふりがなは「小林 直樹(こばやし なおき)」のように氏名欄に入れてください。誤送信時の注意書きは「注意書き・免責事項」欄に入れられます。暗い色のロゴは「ロゴの背景を白にする」をオンにすると、相手がダークモードを使っていてもロゴが見えます。
  3. デザインを選び、プレビューで「パソコン」「スマートフォン」、「ライトモード」「ダークモード」を切り替えて見え方を確認します。
  4. 「HTMLコードをコピー」をクリックします。
  5. Thunderbirdの「アカウント設定」で「HTML 形式で記述する」にチェックを入れ、「署名編集:」に貼り付けます。うまく表示されない場合は、コピーしたHTMLをファイルに保存して「ファイルから署名を挿入する」で指定してください。
山田 太郎
山田 太郎
工事部 部長
株式会社山田設備工業
  03-1234-5678
 
yamada@yamada-setsubi.co.jp
yamada-setsubi.co.jp
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1-2-3
linkedinfacebookinstagram
株式会社山田設備工業
地域のプロ無料· 地域の店舗・工務店
無料デザイン「地域のプロ」。ロゴと電話番号を大きく見せる形
署名を作成する

Signguinで作る署名は、表(テーブル)とインラインのスタイルで組まれたメール向けのHTMLです。ロゴなどの画像はSignguinのサーバーに置かれるため、パソコンの中の画像を参照して相手に表示されない、という問題は起きません。ただし外部の画像なので、相手がリモートコンテンツをブロックしている場合は、許可されるまで表示されません。SNSアイコンはSVGではなくPNGで作られるので、SVGを表示しない古いバージョンのOutlookでも表示されます。

正直にお伝えすると、Signguinの署名はOutlook、Gmail、Apple Mail、Androidで崩れにくいように作られていますが、Thunderbird専用の設定機能はありません。Thunderbirdでは上の手順のとおり、HTMLを貼り付けて使います。無料プランでは3種類のデザイン(クラシック、シンプル、地域のプロ)が使え、署名の下に小さな「Signguinで作成」リンクが入ります。プレミアム(買い切り・1名様向け)では顔写真、すべてのデザイン、ボタン・バナーが使えるようになり、このリンクが消えます。保存した署名は「マイ署名」から開いて直せるので、異動や電話番号の変更のときも作り直す必要はありません。ペンギンが生まれつき燕尾服を着ているように、すべてのメールにきちんとした身なりを、というのがSignguinの考え方です。

すべてのメールに、 正装を。

Gmail・Outlook・Apple Mailに対応

署名を作成する

署名が表示されない・崩れるときの確認ポイント

  • 新しいメールに署名が入らない。 差出人の欄で、署名を設定したアカウントや差出人情報が選ばれているか確認します。署名は差出人ごとの設定です。
  • 返信や転送に署名が入らない。 「編集とアドレス入力」で「返信メッセージに自分の署名を挿入する」「転送メッセージに自分の署名を挿入する」がオンになっているか確認します。
  • HTMLのタグがそのまま文字で表示される。 「HTML 形式で記述する」のチェックが外れています。
  • ロゴや色が消えて文字だけになる。 そのアカウントで「HTML 形式でメッセージを編集する」がオフになっているか、メールをテキスト形式で送っています。テキスト形式のメールでは、HTMLの署名は文字だけに変換されます。
  • 自分には見えるのに相手には画像が出ない。 画像がパソコンの中のファイルを参照しているか、相手が外部の画像をブロックしています。前の「ロゴ画像を入れるときの注意」を確認してください。
  • ファイルの署名が急に入らなくなった。 「ファイルから署名を挿入する」で指定したファイルが、移動・削除・名前の変更をされていないか確認します。

送る前に、自分宛てのテストメールをパソコンとスマートフォンの両方で開いて確認するのが確実です。

よくある質問

Thunderbirdの署名はどこで設定しますか?

メニューボタン(≡)、またはメニューバーの「ツール」から「アカウント設定」を開き、左側でアカウントを選ぶと、右側に「署名編集:」の欄があります。署名はアカウントごと、正確には差出人情報ごとの設定なので、複数のアカウントがある場合はそれぞれに設定してください。

Thunderbirdの署名に画像やロゴは入れられますか?

入れられます。「HTML 形式で記述する」にチェックを入れて画像入りのHTMLを貼るか、作成画面の「挿入」→「画像...」で作ったHTMLファイルを「ファイルから署名を挿入する」で指定します。画像はパソコンの中のファイルではなく、https から始まるURLで指定するか、メールに添付する形にしないと相手には表示されません。

署名の上の「-- 」は消しても問題ありませんか?

問題ありません。「-- 」は英語圏の古い慣習で、法律やマナーで決まったものではありません。日本式の罫線で署名を囲むなら、消したほうがすっきり見えます。ただし、受信側のメールソフトがこの行を手がかりに返信時の引用から署名を省くことがあるため、その動作が必要な場合は残してください。

返信のときだけ署名を付けない設定はできますか?

できます。「アカウント設定」のアカウントの下にある「編集とアドレス入力」で、「返信メッセージに自分の署名を挿入する」のチェックを外します。転送も同様に「転送メッセージに自分の署名を挿入する」で切り替えられます。返信には短い署名を使いたい場合は、差出人情報を追加して返信用の署名を設定する方法があります。

Thunderbirdで複数の署名を切り替えられますか?

標準の機能では、1つの差出人に付けられる署名は1つです。「差出人情報を管理...」から同じメールアドレスの差出人情報を追加し、それぞれに別の署名を設定すれば、メール作成時に差出人を選ぶだけで署名を切り替えられます。「差出人ラベル:」に「社外用」「返信用」などと付けておくと迷いません。

Thunderbirdの署名の設定は自動で保存されますか?

はい。「アカウント設定」には保存ボタンがなく、入力した内容はそのまま保存されます。ファイルから署名を挿入している場合は、ファイルそのものが署名なので、ファイルを編集して保存すれば次のメールから反映されます。うまく反映されないときは、Thunderbirdを再起動してから新しいメールを作成してみてください。